kjyk09

気ままに詩のようなものを書いています。

夢と闇

 

 

空はどこまで続いてるのだろうと考えていると

やがて黄昏になり 闇夜になった

そのびっしりの暗がりは 黄泉の草原のようで

からだのなかをも貫いている

 

空がどこまで続いているのか考えていると

わたしはわたしに帰って来た

そんなこともすでに知っていたような気がする

それを言葉にする前のやはりもっとも身近な暗がりに

 

夜になると

わたしたちは目もあやな鮮やかな夢をみる

朝になると

夢は光りにひっそりとまぎれる